日本経済に影響する某有名会社の不正とは

日本経済に影響する大事件が起きたのを知っていますか？

日本にも愛好家が多い、ドイツの自動車会社フォルクスワーゲンが、大規模な不正で株価が大暴落しました。経営破綻の噂も出るほど深刻で、世界株安へと悪影響が広がっています。

日本経済にも影響するその大事件の概要はと言うと、フォルクスワーゲンのようなディーゼル車には、大気汚染を防ぐための厳しい基準がありますが、この基準を米当局の排ガス試験において、クリアしているように見せかけた不正行為が発覚しました。なんと規制値の４０倍の濃度を排出していたのです！

対象車は世界で1,100万台も販売されており、その対応のみならず、米国は巨額の制裁金を課す可能性があります。これは日本円で２兆円規模で、日本においてもフォルクスワーゲンの不正調査を行うでしょうから、日本経済に影響するのはまず間違いないでしょう。

日本経済への影響は？

日本経済にも影響するこの大事件は、日本ならトヨタが破綻するのと同じことです。
そう考えれば、この大事件がどれだけ日本経済に影響するのかがわかると思います。

どれほどの従業員が解雇され、どれほどの関連会社が倒産するのか想像もつかないのが現状です。不正が発覚してから、２日間でフォルクスワーゲンの株価は約28％も暴落しました。ドイツ全体の株価指数も報道された火曜日のわずか１日で約3.8％も急落してます。

ギリシャ危機などがあった欧州では、ドイツ経済だけが頼りといっても過言ではありませんでした。そのドイツ経済が揺らげば、欧州全体の景気回復はおろか、世界全体、つまり日本経済への影響は絶対に避けられないものになるでしょう。

日本経済への影響は避けられないドイツと中国の関連性

日本経済への影響は避けられない理由として、ドイツと中国の関連性が挙げられます。

フォルクスワーゲンはここ数年で、中国でも販売台数を伸ばして急成長してきました。
中国では毎年のように工場が新設されていますが、減産や今後の設備投資計画の見直しなどにより、工場閉鎖にまで陥る可能性もあるため、中国経済への悪影響も避けられないでしょう。

中国経済が悪影響を受けると、自然と日本経済へも影響が出てきます。
フォルクスワーゲンのこの問題は、ドイツだけでなく、日本経済も含めて大規模に影響を受けることでしょう。

しかし、株、FX、バイナリーオプションなどの為替投資をされている方は、見方によってはこれをチャンスと捉えることもできますので、今後の為替の値動きにはしっかりとアンテナを張ってチェックしていきましょう！